【和名 : ソーダ珪灰石(そーだけいかいせき)】
ラリマーは、カリブ海に浮かぶ小さな島、ドミニカ共和国から産出されます。
正式名称を【ブルー・ペクトライト】と呼ばれている石になります。
ラリマーは、西インド諸島の【コンク・パール】ドミニカ共和国の【琥珀】と並ぶ【カリブ海3大宝石】のひとつとされています。
主な産地、ドミニカ共和国では、アトランティスの失われた大陸だったという伝説をもつために、別名を【アトランティス・ストーン】と呼ばれるたそうです。
また、カリブ海に泳ぐイルカをイメージした呼び方で【ドルフィン・ストーン】とも呼ばれ愛されてきました。
カリブ海の美しいブルーを想わせる模様がとても美しい石になります。
ラリマーの石言葉
宝石言葉 : 愛と平和の象徴
ラリマーの言い伝え
ラリマーの語源は、発見した地実学者の娘ラリッサとスペイン語で海を意味するマールを組み合わせたことに由来していると云われています。
発見されたのは1974年頃でノーマン・ライリングにより、南部のパオル村の鉱山から発見されました。
そして1985年頃から、アメリカの宝石商が【カリブ海の宝石】と売り出したことにより、その美しさから次第に人気が高まり今に至るとされています。
ラリマーの効果
【愛と平和】を象徴するラリマーは、心の奥に隠された怒りや嫉妬などのマイナス感情を鎮めてくれるといわれており、精神安定、安らぎの心、ストレス緩和などに良いといわれています。
その他、【変化】に強い石でもあり、転職や転居など新しい環境にともなう不安をやわらげ、目標を見つける手助けと、幸運をもたらしてくれるといわれています。
※固定観念の束縛からの解放、成熟した思考能力の向上にもいいとされます。
愛の感情をはぐくみ、自分も他人も広く受け入れられるようになり、友人や恋人などの人間関係を豊かで深いものに育ててくれると云われています。
人種、環境などを超えた理解、人の意志を通じ合わせる調和と協調性の向上
潜在意識下のネガティブな意識を洗い流し、心身の安定、人生に幸福を呼ぶ。
ラリマー・浄化・お手入れ方法
※ラリマーは紫外線に弱い部分があり、太陽光は避けたほうが良いでしょう。
月光やクラスター、セージ浄化がお勧めです。
※クラスター・セージ・月光浴・流水△
ラリマーの主要原産国
ドミニカ共和国から産出します。
※ラリマーは世界で一カ国、そして一ヶ所、ドミニカ共和国内南部のパオルコ鉱山のみで発掘されています。
※ペクトライトは・イギリス・アメリカ・カナダ・グリーンランド・スウェーデン・ロシア・モロッコ・チェコなどからでも採掘されています。
ドミニカ共和国で産出する、空青色のペクトライトを特別に【ラリマー】と呼ばれ、非常に希少価値が高いとされています。
ラリマー 鉱物学データ
正式名称を【ブルー・ペクトライト】和名【ソーダ珪灰石】と呼ばれます。
化学成分上では、珪灰石にソーダと水酸基が含有されたものとされます。
別名を【曹灰針石】
これは、ソーダとカルシウムを含有していることと、繊維状の集合状態にあることに由来されます。
ブルーペクトライトは、チェコからも産出されます。
この美しい空色は、バナジウムという成分によって発色します。
バナジウムの代わりに、マンガンを含有するとブルーに劣らず美しいピンク色のペクトライトが生まれます。
玄武岩質の溶岩の空洞に沸石鉱物【ヘウランダイト、フィリプサイト】等と共産します。
三斜晶系に属した針状結晶体が放射状に集合したものや、繊維状構造からシャトヤンシーを示すものがあります。
また、よくぶどう状でも発見されることがあるようです。
英名 : Larimar
和名 : ソーダ珪灰石(そーだけいかいせき)
組成 : NaCa2(Si3O8OH)
色 : 無色・白色・灰色・青色・ピンク色 淡黄色
光沢 : ガラス光沢・絹糸光沢
条痕色: 白色
結晶系: 三斜晶系
へき開: 完全
硬度 : 4.5~5.0
比重 : 2.74~2.88
鉱物種名 : 天然ペクトライト
宝石名 : ブルー・ペクトライト