【和名 : 翠玉(すいぎょく)】
エメラルドはダイヤモンド等と並び、世界四大宝石の一つとして、非常に有名な石のひとつです。
紀元前4000年頃のバビロニアで使われていたのが記録に残る最も古いものだといわれています。
エメラルド鉱山の多くはかつて海底にあったため、インクルージョンとして岩塩の結晶や塩水を含むものが多くあり、更に気泡が入っている物を三相インクルージョンと呼と呼ばれ、神秘的な美しさから非常に高い人気を誇ります。
エメラルドの石言葉
自然・希望の象徴。
別名【夫婦の愛・幸福・誠実】
愛に対する影響力が非常に強い石で、古来には結婚指輪として使われていたといわれており、恋愛成就や幸せな結婚のお守りとして扱われてきました。
エメラルドの言い伝え
エメラルドの語源はサンスクリット語の(スマラカタ 緑色の石)からきています。それが様々な国の言葉で変化してゆき、最後は古フランス語の「エスメラルド」から、現在の「エメラルド」と言う呼称になったといわれています。
美しい鮮やかな緑色を表現する上で【このエメラルドのような色合い】と例えられたことから【エメラルドグリーン】という言葉も生まれました。
その他、古代エジプトでは豊穣の女神パビスに、そしてローマにおいては愛の女神ヴィーナスに捧げられたといわれています。
エメラルドの効果
叡智、知的能力をたかめてくれるため、記憶力、斬新な発想を与えてくれるといわれています。
その他、疲れ目や頭痛にも効果があるといわれており、ヒーリング、恋愛、知性など、多岐に渡る効能を持つ優れたストーンといえるでしょう。
聡明さの中に優しさを感じるような柔らかさもエメラルドの魅力の一つです。
※夫婦愛 幸福 誠実 浮気防止 聡明 叡智 記憶力 発想 疲れ目 頭痛
エメラルド・浄化・お手入れ方法
長時間の日光浴による浄化、水による浄化は避けましょう。変質の恐れがございます。
クラスター・セージ・月光浴がオススメです。
エメラルドの主要原産国
ブラジル・コロンビア等から産出します。
エメラルド 鉱物学データ
鉱物としてはアクアマリンと同じベリルグループに属し、クロムを発色原因とします。
ベリルグループの中でも極めて産出量が少なく、良質の物は小さな結晶にしか成長しないといわれます。
エメラルドは内部に多くの傷を持つのが特徴で、液体、固体、気体の三つの相があります。
内部に特有の傷が無数にあり、これが天然ものを見分ける基準となっています。傷が少ないほうが価値が高く、明るく濃い緑色のものが最上級とされています。
英名 : Emerald
和名 : 翠玉(すいぎょく)緑玉(りょくぎょく)
組成 : Be3Al2Si6O18
色 : グリーン・エメラルドグリーン
へき開: あり
硬度 : 7.5~8
比重 : 2.6~2.8
鉱物種名 : 天然ベリル
宝石名 : エメラルド