【和名 : 黄玉(おうぎょく)】
トパーズは【誠実】という宝石言葉を持ち、多くのカラーを持つとても綺麗な石になります。非常に高い硬度を持つことから、古くから宝飾品として使用されてきました。
本来は無色透明な石で、和名を「黄玉(おうぎょく)」と呼ばれ、11月の誕生石とても多くの方に愛されています。
トパーズの石言葉・宝石言葉
誠実・希望・成功・友情・知性・良縁
トパーズの言い伝え
トパーズの名前はギリシア語の【捜し求める:Topazos】に由来するという説と、紅海に浮かぶ島【トパシオン】に由来するという説、サンスクリット語で【火】を意味する【トパズ】に由来するという説等、様々です。
古代ギリシアやローマの時代において、実はペリドットがトパーズの名で呼ばれていたという記述があり、紅海に浮かぶSt.John`s島がその主産地だったと云われています。
トパーズの意味・効果
トパーズは誠実という石言葉を持ち、勇気を持って未来に進む為のサポートをしてくれる石として知られています。
仕事、恋愛、人の縁など自分が望むもの、自分にとって必要なものとの結びつきをより良くしてくれるともいわれています。
その他、直観力と洞察力を高め、曖昧な物事をはっきりさせてくれるともいわれ、未来に対して希望をもたらしてくれるとても力強い石になります。
※自分に必要なものやチャンスを引き寄せ、憂鬱を払い、明るい希望をもたらしてくれる。
※恋愛成就、良縁
トパーズの浄化・お手入れ方法
※太陽で長時間の浄化は退色するおそれがありますので、太陽光での浄化は注意が必要です。
※水晶クラスター・セージ・月光浴・流水・サザレ浄化等がお勧めです。
トパーズの主要原産国
※ブラジル・スリランカ・コロンビア・マダガスカル等で産出されます。
トパーズ 鉱物学データ
トパーズはフッ素を含むアルミニウム珪酸塩で、産地ごとに多少異なった性質があります。多くのカラーを持っている為、古くから宝飾品として使用されてきました。
本来は無色透明な石ですが、和名を黄玉(おうぎょく)と呼ばれています。日本でこの名前がつけられたときは、青いトパーズは広くは知られる前だと云われています。明治の初めに、滋賀県で大きいトパーズの結晶が産出し、その中に美しいブルーのトパーズも含まれていたといいます。そのほとんどが、世界中に流出し、この時代の日本では有名なトパーズの産出国として知られていました。現在市場に流通するほとんどのブルートパーズは、放射、照射処理をされたものが基本となります。
比較的硬い鉱物ですが、結晶の上下軸に直角の方向に割れやすい性質(劈開性)を持っているため、弱い方向に軽く打っただけでもひびや内部亀裂(クラック)を起こすことがあり、場合によっては割れてしまうこともあるのが特徴です。
トパーズは光や熱の影響による色の変化の激しい石になります。その原因は結晶のゆがみによって生じる変質だと考えられています。
トパーズは宝石学では2つのタイプに分類され、トパーズの最高峰とされるものは、OHタイプに分類され、【インペリアルトパーズ】という宝石名で呼ばれており、オレンジ味をおびています。
黄玉の名前のモデルになったFタイプは、放射線処理によって様々な彩りを与えられるのが特徴で、ブルーの色をのぞいて、光に晒され続けると退色する性質を持っているため、耐光性を持つOHタイプのトパーズには、インペリアル【最高のもの】という名前が付けられています。
英名 : Topaz
和名 : 黄玉(おうぎょく)
組成 : Al2 [(F,OH)2 | SiO4]
色 : ブルー・ピンク・イエロー・ブラウン・無色など
結晶系: 斜方晶系
へき開: 一方向に完全
硬度 : 8
比重 : 3.50~3.57
鉱物種名 : 天然トパーズ
宝石名 : トパーズ