【和名 : 菫青石(きんせいせき)】
アイオライトは夢や目標、自分らしさを見つけられない時等に、人生の羅針盤的役目をしてくれる石といわれています。
その他、霊的能力を高める働きがあり、心に安定をもたらし不安を取り除き安らぎをもたらすしてくれると云われています。
恋愛面では一途に意志や愛を貫く人を支える石で、愛と結婚の守護石とも言われています。
アイオライトの石言葉
道しるべの石・貞操・愛を貫く・人徳
※人生の指標・道を示す
宝石言葉 : 結婚の石・人生の羅針盤
アイオライトの言い伝え
アイオライトは日光の当たる角度により色が3色に変わるという特性を持つ石になります。
この特性により、バイキングが航海の際にアイオライトを羅針盤代わりに使用し、太陽にかざして青色が鮮明に見える方向に船を進めたと言われています。
そのことからアイオライトは、目標に向かっての前進を促し歩むべき正しい方向に導く石として知られています。
アイオライトの効果
正しい方向への人生の道しるべ、心に安定をもたらし不安を取り除き安らぎをもたらす。
快楽への過度な欲求を鎮め、貞操を貫く。
過剰な期待からのプレッシャーの緩和や精神安定。
腎臓や肝臓における解毒作用を促し、体内の老廃物を代謝しすることで身体の内からの強い体質を助けてくれると云われています。
また、身体に余分に蓄積した体脂肪を 減らす効果があるとも言われています。
アイオライト・浄化・お手入れ方法
日光による浄化は注意が必要で色が変色する可能性がありますので、太陽光よりは月光浴が良いと思います。その他の浄化は基本的に問題はございません。
クラスター浄化・セージ・月光浴・流水の浄化がお勧めです。
アイオライトの主要原産国
インド・スリランカ・ブラジル・マダガスカル・ミャンマー・タンザニア・カナダ・イギリス等から産出します。
アイオライト 鉱物学データ
アイオライト(Iolite)の語源は、ギリシア語の【ion(菫色)】と【lithos(石)】です。
この名前は、サファイアと並べた時にアイオライトが淡いブルーに見え、それが【菫(すみれ)がかった色】と例えられたことに由来していると云われています。
鉱物学上では、【コーディエライト(Cordierite)】で、この鉱物の研究者であるフランスの地質学者コルディエ(P.L.A.Coldier)の名前にちなんで名づけられたといいます。
また、【二つの色をもつ石】という意味で【ダイクロアイト(Dichroite)】という別名もありますが、実際には3つの色味が楽しめます。
ごく稀にある無色のアイオライトは【ホワイト・コーディエライト】とも呼ばれています。
花崗岩質の岩石中や安山岩の孔隙中、接触板岩中または結晶片岩中などの火成作用の産物として見られる鉱物で、斜方晶系に属した短柱状結晶体や双晶などで発見される他、塊状や粒状などでも産出します。
色は、紫青色や青色、帯褐青色など濃淡各種の青色を示しますが、90゜ほど方向を変えるとその軸色が菫色に変色する、いわゆる多少性が顕著に見られる鉱物になります。。
スリランカやインドのように堆積層ではなく川床から採れる方が多く、見た目がサファイアに似ていることから、「ウォーター・サファイア」と呼ばれることもあります。
その他、変種としては【ブラッドショット・アイオライト】(レピドクロサイト・インクルージョンを多く含む)もので、一定方向に真っ赤に見えることから【血の閃光】とも呼ばれるものもございます。
英名 : Iolite
和名 : 菫青石(きんせいせき)
組成 : (mg,Fe2+)2(Al2Si)[Al2Si4O18]
色 : 青色・帯紫青色・帯灰褐青色
結晶系: 斜方晶系
硬度 : 7~7.5
比重 : 2.53~2.78
鉱物種名 : 天然コーディエライト
宝石名 : アイオライト