【和名 : 邪紋石(じゃもんせき)】
サーペンティンとは同系鉱物の総称で、主にアンチゴライト・クリソタイル系・リザーダイトの3種類がサーペンティンに該当します。
蛇のような妖艶な模様から、トカゲ(リザード)のような模様、透明なものと様々な顔をもつ神秘的な石になります。
サーペンティンの石言葉
その昔、危険を感じる場所や夜に旅をする者がお守りとして身につけていたと云われていることから、旅立つ時のお守り・危険回避・厄除けとして重宝されてきました。
サーペンティンの言い伝え
サーペンティンの独特な模様は蛇のようにも見えることから蛇紋石とも呼ばれている石で、もともとサーペンティン(Serpentis)の語源はラテン語で【蛇】を意味しており、採掘された際に見た目が蛇の皮のように見えることから名づけられたと云われています。
サーペンティンの意味・効果
サーペンティンは、大地の力と繋がりが強いと云われ、悪いものから遠ざけてくれると云われています。その為、旅行する際のお守りとして知られています。旅先での危険回避、困難を払い目的地まで安全に導いてくれると云われています。
その他、霊性を高めてくれるとも云われており、潜在能力を開花させてくれる神秘的な云われもあります。
※旅の守護石、精神の安定、潜在能力の覚醒
サーペンティンの浄化・お手入れ方法
クラスター・セージ・日光浴・月光浴・サザレ浄化等がお勧めです。
サーペンティンの主要原産国
日本・ニュージーランド・韓国・中国・南アフリカ・パキスタン等から産出します。
サーペンティン 鉱物学データ
蛇紋石(じゃもんせき、serpentine、サーペンティン)は、ケイ酸塩鉱物のグループ名である。化学組成は(Mg,Fe)3Si2O5(OH)4である。カンラン石の変質により生じる。蛇紋岩を構成する主要な鉱物になります。
単独で構成されている石ではなく、【アンチゴライト】【クリソタイル】【リザーダイト】の三つの鉱物から形成されています。これら3種類の石は非常に似ているため、肉眼だけで見分けることは難しく、それぞれ単体で採掘されることもあれば混同した状態で発見されることもあります。また、【ニッケル】や【クロム】などの成分を含むことも多く、中性子の速度を遅める性質があるので、原子炉のシールドの原料に使用されることがあります。そのため人類の資源としても貴重な石として知られている石になります。
英名 : Serpentine
和名 : 邪紋石(じゃもんせき)
組成 : (Mg.Fe)3Si205(OH)4
色 : 白・黄色・緑色・茶色・灰色・黒
結晶系: 単斜晶系・斜方晶系
硬度 : 2.5~5
比重 : 2.2~2.9
鉱物種名 : 天然サーペンティン
宝石名 : サーペンティン